2008年3月14日金曜日

第四回『世界の見え方を変えてみる その壱』

今回はエマが実際に使ってみて
環境設定の中でもSSを撮るのに効果的だなって思った設定を
書いてみますね。

数あるビューアーの機能の中で
自分のビューアーを通して視覚的な違いがはっきりと分かる一つの方法は
この『環境設定』をいじる事かもしれません。


その他
カメラワークやデバッグ設定、ウィンドウサイズの変更
などいろんな事ができますので
それらとこの環境設定を組み合わせてSSを撮ると
いつも自分の背後の一定の場所から見た視点や
代わり映えのない雰囲気を変化させる事ができ
ひと味違う仕上がりになるような気がしています。

SLをある程度やって行くと
必要に応じて自然と身に付く知識や操作ではあるんですけど、
なかなかSSのためだけに設定を変える事が面倒でもあり、
また、
設定によってはPCに負担を多くかけてしまうため
変えない人は変えません。

わたしも
生活の場だったり、大勢と居るときなどは
いかに動きやすいかという事がとても大切だと思いました。
これから書くような設定を使い分けるか、常時平均的な仕様で行くのか
スタイルが選べるという自由なところもSLの良さかもしれないですね。
選べない方は・・がまんしてね;;


さて、エマ的に
写真を撮る上で捨てがたい設定をいくつか書こうと思うんですけど
あくまでもノーマルビューアーであってウィンドライトではないってことと、
SSのためなので、あまり関係のない物は割愛です。

まずビューアー左上の『編集』の中にある『環境設定』には
『表示』『グラフィック1』『グラフィック2』というものがありますが
これらが描画を左右する設定になっています。

*『表示

この中で大切なのは『描画距離』です。
写真によっては遠くの物を背景に入れたいでしょうし、
不要な物を見せたくない時もあるかもしれません。
この描画距離を設定する事でそういった写真に写り込む物を調整します。

全画面の縦横比』で意図的に画面のサイズを変えてみるのも
面白いかもしれませんね。

解像度単独スケール』を外す人が多いですが、わたしはつけています。
他の設定はあまりいじってません。


*『グラフィック1


ここで重要なのはこの『ライティング詳細』の中の『近隣のローカル・ライト』でしょう。

これはSLの太陽や月の明かり以外の照明も反映される設定です。

具体的には
自分で何かものをつくる時に、
そのオブジェには発光させるかどうかの『光』という設定が用意されている訳ですけど、
こういったオブジェの輝きは『ローカルライト』として反映されます。

当然身に付けているオブジェも、
『光』の設定がしてあれば光って見える訳です。

わたしが変化が感じられなかったフェイスライトの効果もこれをクリックすれば
ばっちり変化が分かるってわけですねw
つまり今までは自分には効果が分からなくても
他の方がこの設定をしていたなら、その人に向けては効果が出ていたってことです。

そのフェイスライトのほとんどは、
自分から少し離れたところに設置して装備した
1プリムの発光する透明オブジェです。
たまに4~5個のフェイスライトで顔を照らしている方をみますが、
それは四方から均等に光を当てているんですね。

その応用も書いておきます。
わたしはこのフェイスライトを2つほど顔の正面に置き
一つは背中、一つは下半身においています。

この設定はわたしの好みですけど、
次回書きますが
日中はほとんど顔ぐらいしかその効果が分からないんですけど
夜や闇に映えるポジションまで考えると
こういった設定が思わぬ効果を生んだりしちゃうんです。
光の強さもそれぞれ変えてみました。

これら発光するオブジェとそうでないものをうまく使い分ければ
おもしろい光と影の演出が可能という事になりますよね?

フェイスライトの効果が
環境設定を変えて初めて自分のビューアーに反映するんだと知ってからは、
けっこうはまっていじってたんです。
真っ暗な地下で・・(いろんな意味で暗w

その他の『アバターの描画』『地形詳細』もチェックが入れられるならいずれも高い方に入れておきます。
これらを入れる事で、より細かなテクスチャーの表示が可能になりますが、
若干のパフォーマンス低下につながるようです。
なのでスペックの低い方は固まってしまうかもしれません。

これはいろんな項目に共通して言えるんですけど、
どうしても細かいとこまで表示したいのであれば
カメラワークや構図を全て決めた後にいろいろチェックを入れるといいでしょう。
カメラを動かすとかはご存知のように落ちやすいので・・。


シェーダー


環境設定の中に『シェーダー』という項目があり
チェックボックスがいくつかあるんですけど、
これはそれぞれのPCに入っている
グラフィックカードの性能なんかと関係があるのか
PCによってチェックできる場所がちがうようです。

チェックできるものを全て入れれば
それに合わせて見え方や表示速度に変化が現れますが、
中にはチェックを入れたとたんにクラッシュなんて事もありますので
自分のPCでチェックを入れられるようになっていても
無理していれない方が無難なのかなも知れません。

わたしも、
このシェーダーの中の『アバターvertexプログラム』というのは
最初の頃使っていたMacのノート『PowerBook』では押せたんですけど
今のiMacでは押せません。
VBOを有効化』という項目も含めたvertex関係は
けっこう不安定な設定のようでして
いきなり落ちる事もありました。
そもそもわたしには意味がわかりませんですw

vertexは描画速度に関係があるような事を聞きましたけど
外した方が・・無難です。
ちなみにわたしは『Virtex Shaderを有効にする』にはチェックを入れてます。

むしろ押した方がいいのはバンプマップ関係で
『バンプマップの輝きを有効にする』はチェックです。
これは『輝き』の設定をしたオブジェに光沢が現れます。
絵的に嫌いな人も多いと思いますが
アクセサリーなんかの金属がきれいに見えたりします。

先程書いた『アバターの描画』もバンプマップですので
ノーマル以上を押せるようなら押した方がいいです。
ちなみにわたしのiMacはノーマルしか選べません・・;;

あとスライダーの項目(オブジェクトメッシュフレキシブルメッシュ樹木メッシュアバターメッシュ)は状況に応じてスライダーを右にしましょう。

これらはそれぞれのスライダーの項目がより精密に描画されるようです。
ですが遠くの物を精密に描画する反面
『アバターの描画』や『地形の詳細』にくらべて
かなりのパフォーマンス低下があります。

わたしは物の質感を重視した写真が撮りたいので
撮影時はオブジェクトメッシュだけは常時右になってます。

町並みや人が多いところは
『オブジェクトメッシュ』+『アバターメッシュ』を右全開‥。
リンデンの木(リンデンが用意した木という意味ね)が多く、
そこを背景にSSが撮りたいなら『樹木メッシュ』を目一杯右‥。
などなど、いろいろやってみてはいかがでしょう。
とにかく
スペックにゆとりがあれば、このスライダーはすべて右でもいいです。
何を優先するか、その時の気分で変えてみるのもいいもんですよ?

(え?めんどくさい??w)
まぁそれを言っちゃおしまいですよ・・w
 

次回は『環境設定』の『グラフィック2』や
デバッグ設定について少し書いてみようかなと思います。



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